金時堂コラム

家族の肝臓機能を低下させないための対策とは

家族の肝臓機能を低下させないための対策とは

みなさんは肝臓と聞いて何を思い浮かべますか?多くの人は、肝臓といえばアルコールを分解する臓器というイメージがあると思いますが、実はそれ以外にも体を正常に働かせるための、大切な働きを持っている臓器です。もし肝臓が弱り、肝臓機能が低下してしまうと、肝臓病になり、がんなどの重大な疾患を引き起こしかねません。

今回は肝臓機能を保ち健康的でいるための対策について解説していきます。

肝臓機能を保つための重要性

肝臓は人間の体の中の最も大きい臓器です。よくお酒の分解をする役割を担っていることで知られている臓器ですが、肝臓には大きく分けて3つの働きがあり、たんぱく質の合成、栄養の貯蓄、アルコールや、アンモニアなどの有害物質の解毒・分解、胆汁(肝臓で作られた老廃物を取り除き、脂肪酸の消化吸収を助ける)の合成・分解といった、重要な役割を担っています。私たちが普段口にしている食べ物もすべて、腸内で消化された後、様々な成分に変換され、この肝臓に運ばれるのです。

アルコールの分解に使われる臓器という印象が強いため、一見お酒を飲まなければ健康な肝臓でいられると思いがちですが、実はそれは誤りです。肝臓を健康に保ち、肝機能を高めるためには、十分な睡眠やバランスの良い食事、ビタミンの摂取などの基本的な体調管理方法が必要不可欠です。日ごろから夜更かしや、ジャンクフードばかり食べている方は、肝臓が弱り、肝機能が低下している可能性があるため、注意が必要です。

では、肝機能が低下するとなにが起こるかというと、肝臓が正常に働かなくなり、肝臓病になる危険性があります。肝臓病は主に3つの症状があり、1つ目が肝炎。これは肝臓の細胞が壊れることによって引き起こる病気です。2つ目が、肝硬変。肝炎が長く続くことにより、細胞の生まれ変わりによって組織がたまり、肝臓自体の組織数が減ってしまう病気です。そして3つ目が、肝がん。肝がんは肝臓にできるがんのことで、肝硬変の合併症として発症するケースがあります。

肝臓機能が低下すると?

肝臓の異変のサインは痛みとして現れることが少なく、また自覚症状も初期段階ではあまり見られないため気付きづらいです。しかし、肝臓に異変がでれば体にも異変が現れるため、察知するためのサインをしっかりと覚えて起きましょう。

では、主な肝臓病、ひとつひとつのサインを見ていきましょう。まず肝炎ですが、肝炎は皮膚に痛みを感じることがあります。また、吐き気や、お腹の痛み、尿が茶色く濁ります。肝硬変は倦怠感や、食欲不振、下半身のむくみなどが挙げられます。また、病状が悪化すると黄疸といって肌が黄色くなり、肝臓に凹凸ができるのも特徴の1つです。肝がんはがんのサイズが大きくなるにつれて腹痛や腹部が張った感覚が出てきます。さらに悪化すると、肝硬変のように黄疸がでてきます。

また、血液検査でも肝臓の異変に気付くことができるため、これらの症状に1つでも当てはまれば念のため、血液検査を受けることをおすすめします。

対策の鍵は腸内環境

肝臓機能の低下が長く続くと、肝臓病により健康に危害を及ぼし、最悪死に至るケースもあります。肝臓は常に健康に保っておきたいところです。そこで重要になってくるのが腸内環境です。一見、腸内と肝臓は関係が無いように思えますが、実は、肝臓は腸内細菌に強い影響を受けています。

肝臓は門脈と呼ばれる血管を通り、直接腸内へとつながっており、腸内細菌の影響をダイレクトに受けています。腸内に良い菌が多くいれば、腸内環境も良くなり、結果として肝臓の状態も健康に保たれますが、逆に、いつもジャンクフードや甘いものばかり食べている方は、腸内環境が悪化し、腸内に悪い細菌が多く住み着き、結果として、肝臓の状態を悪くしてしまいます。

普段から野菜や肉などをバランスよく食べ、栄養バランスに偏りがでないようにすることを心がけることは、腸内環境を良くし、肝臓機能を向上させ、肝臓を健康に保つカギとなりますので、健康的な食事を心がけていきましょう。

肝臓機能を高める期待ができるものとは?

肝臓を健康に保つためには偏りなく栄養をとることが大切と説明しましたが、いざ毎日の食事を健康的なものにしようと思っても、初めは続いても、ついつい手軽なコンビニ弁当に走ってしまう経験はあるのではないでしょうか。

そこで、レバコールという栄養剤がお勧めです。レバコールにはビタミン、アミノ酸はもちろんのこと、生薬や漢方などを含むことにより、多種多様な栄養素を濃縮しているため、偏ってしまった栄養を補うのに適しています。普段の食生活で肝臓を健康に保てているか不安な方は肝臓機能を向上させることが期待できますので、試してみることをお勧めします。

まとめ

肝臓は健康的な毎日を過ごすためには、常に健康でいなければならない重要な臓器です。食事や、睡眠が十分でいない方は肝臓が弱っている可能性があり、放置していると重大な疾患になる危険性もあります。そういった方は、普段の生活を見直し、食事と睡眠を見直すとともに、レバコールで体に栄養を与えて若々しい肝臓を保っていきましょう。

もしレバコールをお求めの際は、「金時堂 須賀薬局」までお問い合わせ下さい。他にも各種不調に対応可能な漢方などをご紹介いたします。

健康寿命が重要!人生100年時代を健康で迎えるための秘訣

健康寿命が重要!人生100年時代を健康で迎えるための秘訣

人生100年時代という新たな人生の考え方が登場したことによって、いかにして健康に生き抜くのかということが重要となっています。その鍵を握るキーワードが「健康寿命」です。

どのようなものなのかご存じない方も多くいらっしゃるかと思いますので、今回は人生100年時代を踏まえた上での健康寿命についてご紹介いたします。

人生100年時代とは

人生100年時代というのは、リンダ・グラッドンとアンドリュー・スコットの2名の教授が「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略」という書籍の中で提唱した言葉のことです。日本においては、書籍の発売直後のタイミングで政治家である小泉進次郎が使用したことにより、一般層にも広く浸透したとされています。具体的に何を指している言葉なのかというと、この先の近い将来で人間は100年生きるようになるため、それを見据えた新たな人生設計をする必要があるということになります。

その昔は貧困や飢餓など様々な要因によって平均寿命は50歳前後でしたが、現在に至るまでの間にテクノロジーをはじめ様々な分野がそれぞれ発展を遂げてきたことで飽食の時代となり、寿命の年齢は伸びてきました。100歳を超えることによって、これまで想定されてきた年齢と同じ生き方では様々な面においてうまく行かないことが想定されるため、人生設計そのものを見直さなければならないというわけなのでした。

健康寿命の大切さ

人生設計の見直しで最も重要であるポイントが「健康寿命」です。健康寿命というのは、起床してからの食事や入浴などの動作を自身の力だけで行うことが出来る期間のことです。寿命が100年になった場合に、この健康寿命もできるだけ長くすることによって、自身の力だけで生活をすることができるようになるというわけです。

日本では20歳で成人となり、それからの人生は一人の大人として生きていくことになるわけですが、寿命が100年となるとこれまでと比べて約20年近く伸びることになりますので、その伸びた分の期間をいかにして健康で過ごすのかということが大きな課題となるでしょう。

これまでの寿命で考えた人生設計の場合ですと、60歳前後から介護なり家族などの力を借りなければ生活を維持することが難しくなっていきます。しかし、健康寿命を伸ばすことによって、そのタイミングを先延ばしにすることができるのです。誰かのサポートを受けることなく生活したいというのは誰しもが共通している想いでしょう。そのために考えなければならないのは「いかにして健康寿命を伸ばすのか」ということになるわけです。

健康寿命を伸ばすためにできること

健康寿命は体で決まります。そのため生活習慣病とその予防方法をまずはしっかりと理解することが近道となるのです。そもそも生活習慣病というのは、食や運動習慣をはじめ、睡眠や休息、飲酒や喫煙などの生活習慣が発症や進行に関与する疾患の総称です。具体的には糖尿病や心臓病、高血圧や痛風、十二指腸潰瘍などの疾患が挙げられます。広く捉えると歯周病や肥満に関しても生活習慣病というくくりに入れることができますので、男女問わず誰しもがかかりうる疾患といえます。

そんな生活習慣病を予防する方法ですが、生活習慣を見直すということ以外にありません。仮に現在の生活習慣に問題があり、将来的に生活習慣病を引き起こす恐れがあるということであれば、いきなりすぐ習慣を変えることは難しいかと思いますので、できることから少しずつ変えていくという取り組み方となるでしょう。

食生活に関して言えば、塩分や脂肪の摂取量や食べる量がポイントとなります。そのため、栄養バランスを考えた食事を1日3食しっかりと取るように心がけることが重要です。年齢や身長などを踏まえた適正体重を算出することが可能ですので、その体重を基準とすることで食べすぎないバランスを見極めやすくなるのではないでしょうか。

また、運動を日常生活の中に取り入れることによって、内臓脂肪の減少に期待できます。さらに心肺機能の向上も見込めますので、糖尿病や高血圧のリスクを下げる効果があるのです。職業などによってはなかなか運動をする機会がないという方も少なくありませんので、仕事終わりのジョギングやウォーキング、テレビなどを見ながら簡単に実践できる「ながら運動」など、ストレスなく続けることができる運動から試してみるのも一つの手段ではないでしょうか。

そのほかにも、現代では睡眠不足が慢性的になりつつある傾向が見受けられますが、睡眠の質が良くないことで心筋梗塞などにかかりやすくなってしまう恐れがあるのです。なかなか寝付けないようであれば、睡眠前の軽いストレッチなどによって血液やリンパの流れを促進することで、睡眠時の疲労回復効果を増強させるなどの工夫が大切です。

漢方でバランスを整える事ができる

体のバランスを整えるということに関しては、漢方がとても効果的です。症状に対して作用するというのが漢方の大きな特徴ですので、生活習慣の見直しと並行して、漢方薬の作用によって生活習慣病の原因となりうる肥満などの要素に対しての改善を促していくということが可能となります。

特に生活習慣病であるとはっきりと診断されていないものの、それに近い症状が出始めているという場合には漢方によるアプローチがとても効果的なのです。出ている症状さえはっきりとしていれば、それに作用する漢方薬を取り入れることができますので、早期対策としても非常に役に立ちます。

まとめ

実際のところ人生100年時代が訪れるのかはまだ決まっているわけではありませんが、実際にそのような状況になったときのことを踏まえて今のうちから生活習慣を見直すことをおすすめします。

「金時堂 須賀薬局」では相談薬局として皆様の症状に寄り添い、それに合ったお薬を提供しておりますので、漢方による体のバランスの見直しをご希望でしたら、まずはご相談ください。

頭痛はどう治せばいい?辛い頭痛の症状と原因、対策法、おすすめの薬について

頭痛はどう治せばいい?辛い頭痛の症状と原因、対策法、おすすめの薬について

慢性的な頭痛を持っている人は少なからずいらっしゃいます。頭痛は、非常に厄介なものです。頭痛の程度によっては、下手をすると一日中動けないほど酷くなることもあります。そうした厄介かつ非常に辛い症状を引き起こす頭痛を解消するのには一体どうすればいいのでしょうか。

今回は、辛い頭痛の症状の特徴や原因となる病気、頭痛対策からおすすめの薬までを網羅的に解説していきます。

そもそも「頭痛」とはどんな症状?

頭痛には大きく分けて2種類があることをご存知でしょうか。一時的な発作を伴う「偏頭痛(片頭痛)」と、筋肉の強張りや血流悪化が招く「緊張性頭痛」です。

一時的な強烈な発作を伴う「偏頭痛」の症状

偏頭痛は、突然、特に「頭の片方」がズキズキと脈打つように痛む発作が起きるのが特徴で、非常に辛い痛みに悩まされ、一時的であるとしても非常に大きなストレスを感じることとなります。時には吐き気を伴い、嘔吐してしまうこともあります。偏頭痛は一度発作が起こると日常のちょっとした動作を行うだけでも痛みがひどくなるほど強烈な痛みとなるので、発作が収まるまではおとなしく寝ているしかありません。

アメリカではこの偏頭痛を明確に病気として扱っているものの、日本では頭痛は表に出ない病気であり怠惰の言い訳のように扱われ、頭痛は甘えと取られる傾向にあり、偏頭痛持ちの方は非常に辛い日々を送っています。まだまだ社会的認知も進んでいません。

スマホやPCの使い過ぎが原因で起こる「緊張性頭痛」の症状

緊張性頭痛は、主に頭部を支えている肩や首といった場所の筋肉が、血流の悪化や圧迫によって凝りを発生させ、それが主な原因となって慢性的に起こる頭痛のことです。常に後頭部が強張っているような感覚でずっと頭が重く感じられ、ひどくなると頭全体が締め付けられているかのような激しい痛みが訪れます。

偏頭痛と違う点は、「痛みが慢性的であること」と、「痛みが頭全体に及ぶこと」です。この特徴を備えている場合は緊張性頭痛で、主な原因はスマホやPCなどの端末を使うときに長い時間前傾姿勢を取ることにあります。

頭痛が起きる原因とは?もしかしたらこんな病気かも

では頭痛は一体どのような原因で起こるのでしょうか。以下に種類別に見ていきましょう。

「偏頭痛」の原因はまだわかっていないことが多い

実は偏頭痛の原因はまだはっきりとしたところまではわかっていないのですが、主な原因としては「セロトニンの減少による血管の拡張」と考えられています。この事象はホルモンバランスの異常や自律神経失調症によって引き起こされると考えられています。

仕組みとしてはまず、環境や心身の急激な変化や、生活リズムの大きな変化、ホルモン異常など分泌系の異常動作によって体内に急激な変化が訪れると、脳が誘発因子を生み出し、脳の視床下部に誘発因子が作用することで身体のバランスやリズムを適正に保ってくれる物質である「セロトニン」が減少します。

脳内のセロトニンが減ってしまうことで、三叉神経が興奮し血管を拡張させます。そうした拡張作用が周辺組織に炎症を引き起こす液体を血管から染み出させることで、偏頭痛が起こるといわれています。

「緊張性頭痛」の原因は「ストレートネック」などの関節系の変形にある

反面、緊張性頭痛の場合の原因はある意味単純明快です。緊張性頭痛は頭を支える首や肩や脊椎といった筋骨格系の変形や負担によって引き起こされるからです。

よく「スマホ首」などと言われるように、スマホの使い過ぎや、PCの操作による前傾姿勢が長く続くことで、首の骨が変形してしまう病気があります。これを「ストレートネック」と呼びますが、その理由は従来ならばS字カーブを描くように曲がっている頚椎が、変形によって真っ直ぐになってしまうことをいいます。

こうした病気によって肩や首の骨の圧迫や筋肉の凝りを招いてしまい、それが原因となって緊張性頭痛が起こります。

それぞれの頭痛対策に効果的なのはこれだ!

ここまで大きく分けて2種類の頭痛についてその定義や特徴を述べてきましたが、ここからはその頭痛に対する対処法や対策を説明していきましょう。

偏頭痛の場合は投薬治療がベスト

偏頭痛の対処法としては投薬治療が基本です。基本的に三叉神経の興奮がもたらす血管拡張が原因の頭痛であるため、血管の拡張を促してしまう運動やマッサージなどはむしろ逆効果です。

緊張性頭痛とは違って投薬での治療が推奨されますし、脳外科において偏頭痛と明確に診断された場合は、実際に薬が処方されるはずです。自己流の治療は効果がないどころか症状を悪化させてしまうことにも繋がりますので、必ず医療機関の指示に従いましょう。

緊張性頭痛の場合はマッサージなどで血流を改善させる

緊張性頭痛の場合は、逆に運動やマッサージが効果を発揮します。何故なら頭を支える筋肉のこわばりや凝りによって頭痛が発生するからです。この頭痛は逆に血行不良が原因となるので、しっかり筋肉に対してマッサージを行うことで改善が期待できます。

場合によってはストレートネックのように筋肉ではなく骨の変形が神経系の圧迫を引き起こしている場合もありますので、骨に作用する整体やカイロプラクティックなどに解決策を求めてもいいかもしれません。

頭痛への効果が期待できる薬3選

それでは、こうした頭痛の解消に効果が期待できる薬にはどういったものがあるのでしょうか。以下に見ていきましょう。

緊張性頭痛にはこれ!「若甦(じゃっこう)」

まずは、滋養強壮剤として人気の「若甦(じゃっこう)」をご紹介しましょう。若甦は、漢方における未病の考え方に基づき、身体全体を元気にさせ、滋養強壮効果が高い薬剤です。若甦の主成分は高麗人参となっており、薬用人参の中でも稀少性が高いと言われる「6年根」を用いることで様々な効能を呼ぶことで知られています。

主に疲労回復や代謝改善などに効果がある若甦は、自律神経の改善には役に立つものの、滋養強壮作用もあることから血管の拡張が原因となって起こると言われる偏頭痛の場合には逆効果となる可能性も否めません。そのため、緊張性頭痛の際に用いるべきです。

偏頭痛の発作を抑える「トリプタン」

トリプタン系の薬剤は、偏頭痛の発作を抑える効果が期待されます。ただし服用のタイミングが重要で、前兆段階で服用しても効果がありませんし、また痛みが出始めてしばらく経ってもまた効果が薄くなります。必ず、「痛みが始まった直後」に服用するようにしましょう。

トリプタン系の薬剤で処方される薬剤の中ではアマージ錠がおすすめです。偏頭痛が起こる原因となる過度に拡張した血管を適正なレベルまで収縮させる効果が期待される錠剤で、発作の治療においてよく用いられる錠剤の一つです。

偏頭痛・緊張性頭痛の予防には漢方薬「呉茱萸湯(ゴシュユトウ)」

呉茱萸湯(ゴシュユトウ)は、特に偏頭痛の予防に効果のある漢方薬で、体を温めることで頭痛を治す未病効果が期待できる漢方ということもあって、特に冷え性の方の患う偏頭痛への効果が期待できます。また緊張性頭痛に対しても用いられた例もあり、さまざまな頭痛に対する効果が期待できるおすすめの漢方薬です。

まとめ

以上、頭痛の症状の特徴とその原因、対策とおすすめの薬剤について一通り説明してきました。薬剤は偏頭痛の際は漢方か医師の処方による保健医薬品が、緊張性頭痛の場合は漢方薬が、それぞれおすすめです。

静岡県裾野市において3代にわたり長年営業している「金時堂 須賀薬局」は、医師の処方箋による調剤から、さまざまな市販薬・漢方薬の販売、美容・化粧品の販売まで手広く行なっています。裾野エリアを中心にした地域における最良の薬局を目指し、日々様々な薬品を取り扱っています。

公式ホームページからお電話またはメールでの健康相談も受け付けておりますので、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

疲れが取れない時はどうする?疲労に潜む病気やその対策、おすすめの薬について

疲れが取れない時はどうする?疲労に潜む病気やその対策、おすすめの薬について

身体がなんとなく疲れている、疲れを長く引きずってしまってなかなか取れない、そうした症状に悩まされている人は少なくないのではないでしょうか。身体の疲れが取れないのは、単に睡眠不足と片付けられてしまうことも多くありますが、実はさまざまな根深い問題が暗部に横たわっていることもあります。

今回は、疲れが取れない場合の症状の例や原因として考えられる病気、対策対処法、おすすめの薬までを一挙に紹介していきます。

疲れが取れない・・・「疲労」にはどういった症状がある?

疲れが取れないまま休日を寝潰してしまう、ずっと身体が重くてアクティブに活動できないなど、疲労が生む弊害は思った以上に大きいものです。その厄介な「疲労」、定義から改めて考えてみましょう。

疲労というのは、一般的にいえば「身体が疲れている」「だるさがあり動かすのが億劫な状態」として感覚的に捉えられる傾向にあります。もちろん、疲れというのは感覚的なもので人それぞれ違うものではあります。

具体的に部位がはっきりしている筋骨格系の疲労や、内臓系の疲労は自覚症状もはっきりしていて対処を打ちやすいのですが、「なんとなく身体全体が疲れている気がする」「倦怠感が抜けずずっとだるい状態が続いている」など抽象的な症状も考えられます。

疲れが取れない時、もしかしたらこんな病気かも?

以上のような「疲れが取れない」感覚の原因としては、単純に身体の酷使や睡眠不足によるものとして考えがちであり、特に対処もせず単純に休めば回復するだろうと捉えてしまう人も多くいます。また疲労というのは数値化が難しく感覚的なもので、昔ながらの精神論では「疲れ=弱音や怠け・甘えの現れ」として取られてしまうこともあります。

しかし、この「疲れが取れない」時というのは裏にさまざまな原因が横臥していることが往々にしてあり、通り一遍に「休めば回復する」ようなものではなく、病気がその原因になっていることがあります。

風邪は疲労が原因で起こり、疲労の原因にもなる

例えば「感冒症」、いわゆる風邪はよくある原因の一つです。これはウイルス性の感冒による諸症状が疲労感にも似た倦怠感を全身にもたらし、疲れによる体調の不安定さから風邪を引いてしまうことはよくあります。しかしこれは疲労が生み出す間接的な症状に過ぎません。

根本的に疲労を引き起こしている一番の要因は「自律神経の疲れ」

身体の酷使による肉体的疲労も含めて、「疲労を起こす原因」を探っていく中で、疲労を感じるようになる一番の原因は「自律神経の疲弊や乱れ」であることはご存知でしょうか。

実は筋肉の酷使による疲労は、単純に筋肉に乳酸などの有害物質が溜まってしまうことも原因としてはありますが、それはあくまでも要因の一つに過ぎないのだということが、最近の研究結果からわかってきました。正確には疲労を生み出している一番の原因は、肉体の動きや呼吸や心拍数の安定のためにリアルタイムで調整を行っている自律神経中枢の疲弊であると言われています。

自律神経の乱れが更なる疲労を引き起こす悪循環に

自律神経が疲弊し乱れると、自律神経中枢に存在する細胞内のミトコンドリアが多くの酸素を取り込むことで「活性酸素」を発生させます。この活性酸素が脳に働きかけ、思考力の低下や頭痛といった「疲労症状」を招くと言われています。

また、身体全体の安定さをキープできなくなり、頭が重くなったり、発汗のコントロールが効かなくなって異常に汗をかいたり、呂律が回らなくなるなどの諸症状を引き起こします。自律神経は生活リズムを司っている神経系でもあり、自律神経が乱れると睡眠のリズムも乱れてしっかりと睡眠がとれず、疲労回復が難しくなります。

自律神経中枢の疲弊が引き起こす「自律神経失調症」が疲れの原因となり、新たに疲れを生み出すストレス要因ともなる悪循環をも生み出す危険性があるのです。

疲れが取れない時は、こんな方法がおすすめ!

それでは疲れが取れない時にはどういった対策を打つと良いのでしょうか。以下に詳しく見ていきましょう。

3-1.日中・昼間に短い仮眠をとるようにする
現代人は仕事が忙しく休む暇もない、といった人が多くいます。日々仕事に追われる中でも、気軽に疲労解消が期待できる方法はあります。それが「日中・昼間に15分〜20分程度の仮眠を取ること」です。

伏せ寝でもいいので、仕事のお昼休憩の時間などに20分ほどの仮眠を取ることで、疲労回復効果が期待でき、昼以降の集中力や生産性も高まることが期待できます。お昼休憩は同僚と賑やかにランチを楽しむという方も、疲れが蓄積し始めたら、時には一人になって仮眠を取ってみることも大切です。

長時間労働を強いられている場合は少しでも労働環境の改善を

現代人はただでさえ不規則な生活スタイルとなりがちで、特に働きすぎや人間関係のもつれやトラブルなどが原因でストレスを抱えやすいと良く言われます。特に働きすぎはお金を稼がなければならない義務感から、なかなか残業が続く状況を打破できずに負のスパイラルに落ちてしまう原因ともなり得ます。

不規則な労働や長時間に及ぶ労働が当たり前になってしまうと、睡眠不足はもとより食事も不規則かつジャンクなものになりがちで、身体に対して慢性的にストレスがかかってしまう原因となります。仕事が忙しい場合はこうした慢性的な不調に対して医師に診断書を書いてもらい、人材系の部署や上司に申し出るなどして労働環境の改善を図ってもらうようにすべきです。

適度な有酸素運動は疲労回復に効果が期待できる

疲労回復のために運動は逆効果なのでは、と思うかもしれませんが、適度な運動は身体の緊張状態をほぐし、血流や代謝の改善効果も期待でき、結果的に疲れを取ることに繋がっていく可能性があります。

ただし注意しなければならないのは、「適度な運動」かつ「有酸素運動」を程よい時間行うことが条件となります。自分を追い込み限界に挑戦するような「激しい運動」かつ「無酸素運動」はかえって疲労をひどくしてしまう可能性が高いので、避けるようにしましょう。

疲れが取れない時に効果の期待できる薬とは?

ここからは、疲れが取れないときに改善効果が期待できる薬をご紹介します。

疲労改善だけでなく自律神経も安定させてくれる「若甦(じゃっこう)」

まずは、疲労回復や滋養強壮に効くと言われている「若甦(じゃっこう)」からご紹介します。若甦は高麗人参を主成分とし、滋養強壮効果の他にも、不規則な食生活の中で足りなくなっている栄養素の補給や、自律神経系の働きの改善効果も期待できます。

疲労の原因となっている自律神経系の疲弊や乱れの改善だけでなく、胃腸の働きを活発化させる効能や、血流や代謝の促進の効能、翌日に疲れを引きずらない疲労回復効果など、さまざまな効能があると言われ、疲れが取れない方への強い味方となってくれる期待の高まる薬品となっています。

慢性疲労回復に期待!「レバコール」

第二種医薬品として販売されているビタミン含有保健薬「レバコール」も、慢性的な疲労感、特に虚弱体質が原因となって起こる諸症状に対して効果が期待できます。

レバコールは病中病後の栄養補給や肉体疲労の改善、抵抗力の低下が原因となって起こる咽頭炎や睡眠障害などを体力改善や疲労回復によって改善する効果が期待されている滋養強壮剤です。腸内環境の改善にも効果が期待され、こうした滋養強壮効果が結果的に腸内細菌の活性化にもつながります。

若者を中心に近年広がっている慢性疲労症候群の改善にも、滋養強壮効果が効くことが期待されている側面もあり、レバコールはその為の大きな力を提供してくれることが期待されます。腸内環境の改善も疲労回復に繋がる機体がありますので、ルテインなどの栄養豊富なサプリメントと併せて服用すると効果が高まる期待があります。

疲労からくる諸症状を改善する期待のある「感冒剤3号A」

感冒症状に効果が期待できる「感冒剤3号A」も疲労回復効果が期待できる薬品です。疲労が生み出す諸症状は風が生み出す諸症状と似通っている症状も多くあり、抵抗力の低下が風邪を招くというのも合わさって、感冒症状に効く薬を使うというのも一つの手です。

倦怠感や頭痛、発熱、鼻詰まり、そうした症状は慢性的な疲労による抵抗力低下が原因となって発生する恐れのある症状ですので、こうした症状による更なる疲労悪化の悪循環を断ち切るためにも、感冒剤3号Aには効果が期待できると考えられます。

まとめ

以上、疲労とは何かからはじまり、疲労の症状の具体例と対策、おすすめの薬まで一通り紹介してきました。疲労の根本には自律神経系の疲弊や乱れが大きく関係しているというのは中でも大きな発見だったのではないでしょうか。

静岡県裾野市の調剤薬局「金時堂 須賀薬局」では、処方箋による薬品調剤を行う調剤薬局でもありながら、第2種医薬品をはじめとするさまざまな市販品の薬品を多く販売しています。裾野市を中心として「最良の薬局」というコンセプトのもと、様々な薬品の販売と提供を通じて地域に広く貢献しています。

本記事で紹介した薬品も当薬局の人気ラインナップとなっており、自信を持っておすすめできます。他にも多くの豊富な薬品を取り揃えておりますので、ぜひ一度ご来店ください。

合わない化粧品で起こる「化粧品かぶれ」とは?肌荒れを防ぐ対策

合わない化粧品で起こる「化粧品かぶれ」とは?肌荒れを防ぐ対策

年齢を重ねていくと、今まで使用できていた化粧品が、突然肌に合わなくなることがあります。肌荒れが目立つようになり、ぶつぶつや赤みなどの症状があらわれます。そのまま使用を続けることで、思わぬ病気にかかるかもしれません。

この記事では、合わない化粧品で起こる化粧品かぶれの症状と、肌が荒れないための対策についてご紹介します。

化粧品が合わないときに現れる症状

化粧品が合わないと感じるとき、すでに肌の症状に悩まされている方が多くいます。顔の皮膚はその他の皮膚より薄いので、合わない成分は敏感に反応する特徴があります。

赤みやかゆみの症状が現れる

肌に合わない成分を塗布すると、肌に赤みが生じることがあります。また、赤みだけではなくかゆみも生じた場合は、肌に合っていないといえます。そのまま使用を続けると、かぶれなどの肌トラブルに繋がります。

ヒリヒリした痛みを感じる

肌につけた部分がヒリヒリした痛みを発したら、炎症が起こる前触れである可能性があります。時間が経過することで治まる場合もありますが、長く続くようなら洗い流すことをおすすめします。

肌は環境やストレスによっても変化するので、普段使用しているものでも炎症を起こす可能性があります。何日も続けてヒリヒリするのであれば、肌質が変化したのかもしれません。

ニキビなどの吹き出物トラブルが起こる

肌に合わないときは、吹き出物などのブツブツが出やすくなります。吹き出物は菌の繁殖や油分以外にも、炎症で発生することもあるのです。化粧品を変えた段階で、今までよりも吹き出物が頻繁に現れるのであれば、一度化粧品を変更してみましょう。

化粧品が合わないときに考えられる病気

化粧品が肌に合わないときに起こる症状のひとつに「化粧品かぶれ」があります。化粧品かぶれは、別名で接触性皮膚炎と呼ばれています。肌に起こる病気のひとつで、含まれている成分に反応した結果起こります。

強いヒリヒリ感や痛み、かゆみなどを伴うことがあります。化粧品の使い始めに起こりやすく、症状が現れたらただちに使用をやめることが望ましくなっています。また塗布した部分のみに発症する場合と、全身に広がる場合があります。

かぶれる方の多くが、肌の変わり目に化粧品を変え、年齢肌による肌質の変化が起きています。誰でもなる病気なので、肌が荒れた化粧品の成分表は確認しておきましょう。

化粧品による炎症は、製品に含まれた何かしらの成分に反応して引き起こします。アレルギー物質にあたるため、肌に塗布したあとすぐに症状が起こります。稀に症状が起こりにくく、長く使っていたら症状を引き起こす方もいます。

また、成分が紫外線に当たることでアレルギー反応を起こし、肌に赤みやかぶれが生じることもあります。肌に異常が現れたら使用を控え、市販薬や病院で受診してもらうことが大切です。

合わない化粧品から肌を守るには?

肌に違和感を覚えやすい方にとって、何か新しいものに手を伸ばすのも億劫になってしまいます。かぶれを避けるためには、かぶれの原因となっている成分を把握し、できる限り接触しないようにしましょう。

購入前にパッチテストを行う

市販で販売されている化粧品の多くが、テスターとして使用できる状態になっています。新しく化粧品を購入する前に、二の腕などの敏感な皮膚に塗布して、アレルギー反応が出ないか確認しましょう。

購入した後にパッチテストを行う場合は、身体を清潔な状態にしたあとで、肌の柔らかい部分に塗布してしばらく待ちます。赤みや腫れなどの症状が起こらなければ、かぶれなどの症状を引き起こす可能性が低くなります。

肌の調子が良いときに使用する

新しい化粧品を購入する場合は、まずは肌の調子が良い状態の日に使用することをオススメします。肌の状態によっては、特定の成分に敏感になっているときがあります。いつも使用しているものでも違和感があるときは、新しいものの使用は控えるようにしましょう。

肌が荒れてしまった際に効果が期待できる薬

肌が荒れた際は、塗り薬などで肌荒れを改善させる方も少なくありません。しかし、肌のトラブルは身体の内側が原因になっている可能性があります。栄養不足やストレスなどから来るかぶれは、外側のケアよりも内側のケアが重要です。

ビタミンや水分など、肌に必要な栄養をこまめに補給することも大切です。漢方薬は身体の内側から改善する効果が期待されています。漢方に含まれている成分は、身体の内側からさまざまなトラブルを改善します。

また、レバコールなどの保健栄養剤も、身体に必要な栄養を補給することができます。レバコールにはビタミンやミネラルといった、多くの栄養素が含まれています。偏食ぎみの方や栄養が不足している方は、一度検討してみましょう。

まとめ

化粧品が肌に合わないと、かぶれや炎症、腫れや水ぶくれなどのトラブルが発生しやすくなります。また、肌の状態が悪くても、普段から肌に塗布している化粧品の成分で肌荒れを引き起こすかもしれません。

日頃から肌を清潔に整え、パッチテストなどで肌との相性を確認することが大切です。「金時堂 須賀薬局」は、肌のトラブルに合った薬はもちろん、化粧品なども取り揃えています。化粧品かぶれなどの悩みを抱えている方でも、専門スタッフが在籍しているので安心して相談出来ます。ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

胃腸の調子が悪い原因とその対策とは?具体的に解説

胃腸の調子が悪い原因とその対策とは?具体的に解説

誰しもこれまでに一度は胃腸の調子が悪いと感じたことがあるのではないでしょうか。不調の原因によりその症状も様々です。

ここでは胃腸の調子が悪いと感じた時の具体的症状、考えられる病気、対策法について解説していきます。

胃腸に現れる症状例

胃腸の調子が悪い場合、その症状の現れ方も様々です。実際に不調を感じる時にはどのような症状を感じやすいのかみていきましょう。

  • 食欲不振
  • 膨満感
  • 胸やけ
  • 胃もたれ
  • 便通が異常 (下痢や便秘)
  • 吐き気
  • 胃痛

胃腸は消化器官であるため、食欲や便通にも影響をします。

症状から考えられる原因と病気

胃腸の不調は何が原因で引き起こされ、またどのような病気が潜んでいるのでしょうか。症状例から原因や考えられる病気を解説していきます。

急性胃腸炎

  • 胃痛
  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 下痢
    上記の症状が一過性で現れた場合は、急性胃腸炎と判断することができるでしょう。急性胃腸炎の場合はこれに伴い、発熱や下血が起こる場合もあります。

急性胃腸炎の原因は、食中毒や寄生虫などによる感染症と、アレルギーやストレスなど非感染症のものとに分かれます。

慢性胃炎

  • 膨満感
  • 食欲不振
  • 胃もたれ
  • 胸やけ

他にもゲップが出るといった症状が1ヶ月ほど続くことがあります。このような症状の場合は慢性胃炎が考えられるでしょう。慢性胃炎では症状の出方は人それぞれですが、上記記載の症状は多くみられます。

原因の8割ほどがピロリ菌とされています。ピロリ菌とは感染すると胃の粘膜に住みつき、潰瘍などを引き起こす原因にもなります。

慢性腸炎

  • 食欲不振
  • 膨満感
  • 便通の異常

これらとともに、下腹部の痛みや倦怠感などの症状がある場合は慢性腸炎の可能性が高いと言えます。慢性腸炎は主にウイルスや細菌の感染、ストレス、生活習慣の乱れなどが原因とされます。発熱や貧血、体重の減少が見られることもあるでしょう。

逆流性食道炎

  • 胸やけ
  • 胃痛

特に胸やけの症状がひどく、空腹時や夜間に強く起きやすいため、眠りが浅くなることがあります。また、心臓付近の胸元に痛みを感じることもあるようです。
暴飲暴食、脂肪分の多い食事、不規則な食事時間などが原因で引き起こされることが多いでしょう。また、妊娠中、肥満、便秘の方は常に内臓に圧がかかっている状態になるため、胃酸が逆流し、症状が起きやすいです。

胃・十二指腸潰瘍

  • 胃痛
  • 胸やけ
  • 胃もたれ
  • 吐き気
  • 食欲不振

自覚症状として、食事中や食後にみぞおちあたりに痛みを感じることが多いです。また症状が進行すると下血や吐血を伴うことがあります。原因としてはストレスや過労、喫煙、飲酒、刺激の多い食べ物の過剰摂取などがあげられます。
再発も多い病気ですので、生活習慣の改善をしっかりとしていくことが大切になります。

胃腸の病気と対策方法

急性胃腸炎

急性胃腸炎の場合は、まず感染による症状を対策することが必要です。特に11から3月の冬場にかけてはウイルス性の胃腸炎が流行しやすい時期となります。
ウイルス感染の対策としては、手洗い・うがい・消毒の徹底が最も簡単で効果のある方法です。

慢性胃炎・慢性腸炎

まずは胃腸への負担を避けるため、消化吸収の良い食事と、規則的な生活習慣へと整える必要があります。睡眠時間をしっかりと確保することを大切です。症状が改善されない場合や海洋の兆候が見られる場合はピロリ菌の検査をする必要もあるでしょう。

逆流性食道炎

逆流性食道炎の場合はその名の通り、胃酸が食道へと逆流してしまう病気です。そのため胃酸の過剰な分泌と、逆流を防ぐために腹圧がかかるのを避けるようにする必要があります。

  • 便秘、肥満の改善
  • 長時間の腹部締め付け(服装など)
  • 重いものを持ち上げる
  • 食後1〜2時間は横にならない
  • 就寝時は枕等で上半身を少し高めにする、または右向きで消化を促す体勢をとる

以上の点は腹圧、胃酸の逆流を防ぐために効果的です。可能な範囲で意識して取り組むようにしましょう。

胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍には日常生活での胃腸への負担が大きく関わります。疲れがあり、胃が弱っている時に脂質の多いものや、アルコール類、香辛料の多い食べ物、コーヒーや紅茶などカフェインが多く刺激物になるものを摂取することは、刺激となります。

まずは胃の不調を感じたら、消化吸収の良い食事を意識して、睡眠をしっかりとり内臓を休ませることを意識しましょう。

また全ての症状においてストレスは引き金となります。胃腸はストレスの影響を受けやすいため、日常的にストレスを発散させるよう意識しましょう。

胃腸の不調に聞く薬・漢方の紹介

レバコール

ミネラル、強肝成分、ビタミン、アミノ酸、生薬が配合されており、胃腸障害だけでなく、貧血気味や疲れやすさを感じている方にもオススメの薬品です。慢性的な胃の調子に悩まされる方や、もともと胃腸が弱いという方に効果的なものです。

若甦

体内の新陳代謝を上げ、肉体疲労や体力の増進に役立つ医薬品です。栄養障害や、胃腸の調子に慢性的に悩まされている方、体力がなくすぐに疲れやすい方に効果的なものです。

六君子湯(りっくんしとう)

六君子湯は漢方です。食欲不振、貧血気味、消化不良、胃痛を緩和するのに効果的なものです。

まとめ

胃腸の不調は痛い、食べられない、眠れないなどの日常生活にも支障をきたします。まずは不調を感じた段階ですぐに原因を改善するとともに、対策をするようにしましょう。「金時堂 須賀薬局」ではお客様のお悩みに応じた調剤はもちろん、相談できる薬局として喜び・幸せ・癒し・笑顔を伝える薬局を目指しております。ぜひお困りのことがございましたらお気軽にご相談くださいませ。

「国民病」と言われる肩こりの対策…症状や原因、おすすめの薬を解説

「国民病」と言われる肩こりの対策…症状や原因、おすすめの薬を解説

肩こりがつらいという方も多くいるかと思います。特に現代日本では多くの人を悩ませている肩こりは今や国民病と呼ばれ、日本人には特に肩こりが多いといわれています。

具体的に肩こりの症状はどういったもので、肩こりの原因はなんなのか、考えたことはあるでしょうか。今回は、肩こりの具体的な症状を振り返りつつ、肩こりの具体的な原因、対策、肩こりにおすすめの薬などを網羅的に解説していきます。

そもそも「肩こり」とはどんな症状?

肩こりとは、肩の筋肉がこわばり、凝り固まってしまうことによって、重苦しさや痛みを感じてしまう病気のことです。主に首から肩甲骨の下あたりまで伸びている僧帽筋に関して起こる病気なので、肩だけではなく首回りの痛みや筋肉の強張りもひとまとめにして「肩こり」と呼ぶ場合が多くなっています。

正確には、僧帽筋を中心にした肩と首周りに位置するさまざまな筋肉の緊張や痛みをさすため、その凝り固まりの範囲は非常に広く、自分一人で揉んだりほぐしたりするだけではなかなか解消しづらいという特徴があります。厚生労働省が実施した国民生活基礎調査において有訴者率で女性1位、男性2位に位置する、ありふれた疾患であると同時に、もはや「国民病」とも呼ぶべき代表的な疾患となっています。

長く引きずりがちな辛い肩こり…その原因とは?

以上のように、多くの人が一度は経験があるであろうというくらいにありふれた病気ですが、その詳しい原因についてはご存知でしょうか。細かいところまではわかっていなかったという方のために今一度おさらいしておきましょう。

肩こりの主要因は「原発性肩こり」である

実は驚くべきことに、これだけありふれた病気であるにもかかわらず、肩こりの原因についてはわかっていないことがとても多いのです。通説として言われている肩こりの原因となるプロセスは、持続的な姿勢の悪さや負担によって筋肉が緊張し、筋肉内の循環機能が悪くなることで酸素や栄養が届きにくくなり、だんだんと疲労物質が溜まっていくことで起こるとされています。

細かく言えば、首から肩を経由して背中に至る僧帽筋とその周辺にあるさまざまな筋肉が、例えばデスクワークなどで長時間同じ姿勢でいることや、仕事などでストレスを長く感じ続けていくことによって、だんだんと持続的な緊張状態に入ります。その緊張状態が起こす循環障害によって疲労物質の蓄積が起こり、それが刺激となることで肩こりが発生する、というプロセスです。これを「原発的肩こり」と呼びます。

肩こりには他の病気が原因で起こる「症候性肩こり」もある

肩こりには肩や背中の筋肉の緊張によるものだけではなく、他の疾患が遠因となって起こるものもあります。例えば頚椎由来の肩こり、ストレスなどの精神的事由が関係する心因性肩こりもあり、その他、長時間冷房にあたって身体が冷えた場合や眼精疲労なども肩こりの原因となります。

そのため、必ずしも肩周りの筋肉の負担だけで肩こりが起こっているわけではないので、原発性肩こりだけではなかなか統一的な説明とはなっていないというのが現状です。

症状としては全般的に主観的であり、「ズシンとくるような重さ」だったり、「芯が固まったようなコリ」だったり、「何か重りを乗せられているような感じ」「突っ張る感じ」など肩こりの感じ方はさまざまです。

肩こりへの対策はこんな方法がおすすめ!

肩こりには様々な要因があることがわかりました。それでは、改善策としてはどういったことが挙げられるのでしょうか。以下に詳しく紹介していきましょう。

原発性肩こりにはこれ!「マッサージ」で血流を改善

血の巡りが悪くなっていることが主要因となって起こっていると考えられている原発性肩こりの場合には、血行促進および凝り固まった筋肉を柔らかくほぐすマッサージ療法が一般的で、かつ効果が期待できます。マッサージを行うことで筋肉の緊張がほぐれ、筋肉の緊張がほぐれることで血液やリンパの循環が改善され、肩こりの解消が期待できます。

マッサージ療法は肩こりが凝りや緊張の範囲を超えて、痛みを伴う症状にまで発展した場合に効果的と言われています。揉みほぐすだけではなく、痛みを発している場所を狙い撃ちで叩くなどして刺激し、肩こりを解消するアプローチもあります。

慢性的な肩こりには肩を温める温熱療法が効果的

慢性的な肩こりの症状には、入浴などで患部を温めながら揉むことで筋肉の緊張を解き、血行を促進させることによって肩こりの解消を図る「温熱療法」が効果的と言われています。自宅では入浴、医療施設ではパラフィン浴(溶かしたロウを患部に塗ることで温める)や赤外線などが気軽に行える温熱療法です。これらの温熱療法は五十肩や腰の痛みにも効果が期待されています。

筋肉の緊張は運動でほぐそう

肩こりは基本的にデスクワークなどで長時間同じ姿勢のままでいたりなど、積極的に身体を動かさない場合に発症することが多いので、ほどよい運動を日常生活に取り入れることで肩こりの解消につながる期待があります。肩をストレッチや運動によって動かすことで肩の可動域を広げ、運動機能の回復を図ったり、筋肉を再び動かすことで鍛えたり、血行を改善する効果も期待できます。

注意すべきはこの際の運動は低負担の運動を長時間にわたり行う有酸素運動であり、激しい運動を短時間行う負担の大きい運動は余計に肩こりを悪化させる恐れがあるのでやめましょう。

肩こりに対して効果が期待できる薬3選

それでは、こうした身体の違和感解消に効果が期待できる薬にはどういったものがあるのでしょうか。以下に見ていきましょう。

疲労改善に役立つ漢方薬 「若甦(じゃっこう)」

まずは、滋養に効能のある漢方薬と言われている「若甦(じゃっこう)」を紹介しましょう。若甦は、滋養強壮剤としても有名ですが、それ以外にもさまざまな効果が期待されている薬剤です。

若甦に多く使われているのは高麗人参の、それも稀少性が高いとされる「6年根」が使われていることで、様々な効能を発揮できると期待を集めている漢方です。主な効能は疲労改善と体力回復、偏りがちな栄養を補う栄養補給といったもので、いずれも肩こり、特に慢性的な肩こりには非常に有用な効果が望めそうな効能ばかりです。

漢方には未病という考え方があり、未病とはさまざまな病気の明確な症状を引き起こすとは行かないまでも、さまざまな不調がある状態があることを指します。五臓六腑は全て繋がっているという考えのもと、不調が軽く明確な疾患に発展する前に気の流れなどをよくし、身体のバランスを適正なものに保つことが最善な治療であるとされます。

そうした漢方の未病の考え方に当てはまるのが肩こりであり、肩こりを経由して重病を引き起こす前に、身体全体を元気にすることで肩こりを改善してしまおうというアプローチです。この若甦は、自律神経系にも効果が期待されるとされています。

同じく滋養剤として有名な「レバコール」の効果も期待できる

若甦と同じく第2類医薬品として販売されている「レバコール」も、肩こり解消への効果が期待できます。レバコールは特に「虚弱体質」に対して効果があるとされ、滋養強壮剤としても知られています。肉体各所の疲労の改善をはじめ、血行促進や病中病後の栄養補給が代表的な効能と言われ、様々な有用な効果が期待できます。

肩こりの漢方といえばこれ!「独活葛根湯(どっかつかっこんとう)」

主に肩こりや四十肩、五十肩など肩周りの症状に最も使われる漢方薬「独活葛根湯(どっかつかっこんとう)」もぜひ取り入れるべきです。身体を温めて風邪を治すことで知られる「葛根湯」をベースにしつつ、痛みを止める生薬、「気」「血」の不足分を充足させてくれる生薬をプラスしています。より強い効能が期待される、特に肩こりにはうってつけの漢方です。

肩こりだけでなく、寝違えなどの痛みにも効果が期待されています。ただし15歳未満は服用しないことが推奨されているので、そこだけは注意しましょう。

まとめ

以上、肩こりの症状と原因、対策からおすすめの薬までを一通り解説してきました。まだまだ研究が進められている肩こりですが、経験則的な対処療法はある程度確立していますので、漢方や整体といった東洋由来の考え方や、解剖学や西洋医学など様々な力を借りながら、徐々に改善していくことが十全と言えそうです。

静岡県裾野市にある調剤薬局「金時堂 須賀薬局」は、漢方薬も含め多種多様な薬剤を用意しています。医師の処方箋による治療薬の調剤も担当しているので、より信頼性の高い薬の提供を望むことができます。地域において3代に渡り営業を続けており、「地域最良の薬局」を目指して日々サービス向上に努めています。

公式ページから電話やメールでの健康相談を受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

多くの女性が悩む更年期障害!効果的な対策とは?

多くの女性が悩む更年期障害!効果的な対策とは?

人間の身体というのは、年齢を重ねるといろいろな不具合が発生するようになります。特に女性が40代から50代といった年齢になると、心身両面での不具合・症状が発生しやすくなります。

そんな多くの女性が悩みを抱える、「ある障害」の効果的な対策について見ていきます。

中年になると現れることが多い症状

40代から50代という、いわゆる「中年」という年齢に差し掛かると、身体だけでなく心身両面でいろいろな不具合が発生するようになります。肩やひざ・腰が痛んだり、お腹周りの脂肪が増えたりといった直接身体に不具合が出るようになることもあれば、気温が高いわけではないのに顔がほてりやすかったり、汗をかきやすくなったりといった症状が発生する方もいるでしょう。

また、少しのことで怒りやすくなったりイライラが止まらなかったり。すぐにくよくよしたり憂鬱になることが多かったりといった、精神的な不具合が発生しやすくなることもあります。

40~50代になりこのような状態が継続して発生するようになったら、それは「ある障害」の発生のサインかもしれません。

40代になると発生しやすい「更年期障害」

その障害とは、「更年期障害」です。更年期障害は女性が閉経を迎える45歳から55歳の更年期と呼ばれる時期に発生しやすい障害で、閉経にともない卵巣の働きが衰えることで女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が急激に減少し起こります。

また、ホルモン作用を助ける役割のルテインが減少することも、ホルモンバランスを崩し更年期障害を発生させやすくなる原因のひとつです。

なぜ精神的な不具合が発生しやすくなるのか?更年期障害の仕組み

更年期障害になるとなぜ怒りやすくなったりイライラしたりと精神的に不安定になってしまうのでしょうか。じつは、それには自律神経の状態が関係しているのです。

エストロゲンの分泌量が減少すると、エストロゲンによってバランス良く調整されていた身体の各機能が、うまく働かなくなってしまいます。さらにエストロゲンの量が低下すると、脳が卵巣に対して女性ホルモンを分泌するように指令をだします。その指令が周囲の脳を興奮状態にさせてしまい、それにより自律神経が乱れてしまうのです。

なので、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減ってしまう更年期になると、自律神経が乱れ精神的に不安定になってしまうのです。ただ、更年期障害とよく似た症状が発生する病気もあるので、自己判断せずにしっかりと医療機関で診断をしてもらうようにしましょう。

更年期の対策にはどんなものがあるの?

女性なら誰にでも訪れる更年期。更年期障害に陥らないためには日ごろのケアが大切になってきます。日々できる効果的な対策を見ていきましょう。

食事による対策

日々の食生活に気を付けることで更年期の身体をケアし、更年期障害になりにくい身体を造り上げることができます。

具体的にどのような食生活を送れば良いのかというと、やはりバランスの良い食事を心掛けることが大切です。白飯やパンといった熱や力の源になる「主食」、肉や魚といった身体の血肉となる「主菜」、そしてその他のおかず類である「副菜」。これらを3:2:1というバランスで食べることで、理想の栄養バランスを摂取することが出来るのです。特にご飯やみそ汁、魚料理や煮物といった和食は栄養バランスに秀でており、女性ホルモンの働きをサポートするのに適した栄養素が豊富に含まれています。

また、大豆製品を食べることも非常に効果的です。大豆製品に含まれる「大豆イソフラボン」が腸内細菌によって代謝されると、「エクオール」というエストロゲン様作用を持った物質に変化します。それにより女性ホルモンのバランスを保たれようになるのです。

運動による対策

適切な運動を継続して行うことも、更年期の身体のケアに適しています。

具体的には、ウォーキングや軽めのランニングといった有酸素運動や、ヨガ・軽いスイミングといったものが効果を期待できます。また、ダンスやストレッチ・ウェイトトレーニングなども効果ありです。

運動する頻度は1週間に3回から4回ほどが望ましいでしょう。無理のない範囲で継続することで、更年期に負けない身体づくりを行うことが出来ます。

香りによる対策

香りを楽しむことも更年期障害の対策として効果が期待できます。エストロゲン様作用を持ったエッセンシャルオイルを用いてアロマセラピーを行えば、エストロゲンの分泌が促進され女性ホルモンのバランスが改善されます。更年期障害に効果的なエッセンシャルオイルは、クラリセージ・真正ラベンダー・レモン・ローズマリーカンファーなどがあります。

医薬品・漢方による対策

誰でも続けやすく効果を得られやすいのが医薬品や漢方を使用した対策法です。

更年期障害に効果的なのは、エストロゲン様作用を期待できるものや、ビタミンやルテインを含んだものが効果的です。

なかでもエストロゲンとよく似た働きをするエクオールを摂取することの出来るサプリメントが効果的です。エクオールは体内で作り出すことも可能な物質ですが、腸内細菌や腸内環境の影響を大きく受けるので、安定して生成するのが難しいとされています、なのでサプリメントを摂取して体内へ取り込むのが効果的なのです。

更年期障害に効果が期待できる医薬品・サプリメントの紹介

「若甦」という薬用人参から作られた滋養強壮剤は、肉体疲労や栄養補給に非常に効果的です。牛黄・ビタミンE・ビタミンBをはじめとした各種栄養素を豊富に含んでいます。

「レバコール」というビタミン含有保健薬も非常に効果が期待できます。レバコールには必須アミノ酸やビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。新鮮な鰹の肝臓エキスから作られた医薬品です。

まとめ

40代から50代にかけて発生しやすい更年期障害。その対策としてはバランスの良い食事、適度な運動、エッセンシャルオイルの香りによるアロマセラピー効果、そして医薬品・漢方の摂取などがあります。なかでも、誰でも効果を得られやすいのが、医薬品やサプリメントの摂取です。

静岡県裾野市にあります「金時堂 須賀薬局」では、更年期への効果が期待できるさまざまな医薬品・漢方を取り扱っております。更年期でお悩みの方はご相談ください。

身体の違和感がある時の対処法…原因となる病気や対策、おすすめの薬を解説

身体の違和感がある時の対処法…原因となる病気や対策、おすすめの薬を解説

なんとなく身体がだるい、違和感がある、元気が出ない…そうした、特定の部位が痛むなどの、明確な症状はないけれど身体全体が本調子ではないときもあるでしょう。休むほどではないけれど、こうした違和感があると嫌な気分になりがちです。身体の違和感は、放っておくと慢性的な不調に発展する可能性もあります。

今回は、こうした身体の違和感について、具体的にどういう症状か、考えられる病気や対策、おすすめの薬を解説していきます。

「身体の違和感」はどういった症状?

まずは、身体の違和感とはどういった症状なのでしょうか。どこが不調なのかはっきりしないのが身体の違和感ではありますが、例えば以下のような症状が考えられます。

  • 胃腸の調子が何となく思わしくない
  • 手足が痺れたり痛んだりする
  • 頭痛やめまいがする
  • 首や肩が凝っている気がする
  • 身体が重い、怠い、気分が悪い
  • よく眠れない

こうした、抽象的ではありますが身体の調子が思わしくなく、違和感が続いている、そうした症状は普通の人でも日常的に起こりうることです。

身体に違和感がある時に考えられる病気とは?

それでは、こうした身体の違和感を引き起こしていると考えられる病気には、どういったものがあるのでしょうか。

全身の不調や倦怠感は「自律神経失調症」が原因?

自律神経失調症は、生活習慣が不規則になったときや、継続的にストレスを抱えたときに発症してしまう病気で、自律神経系のバランスが崩れてしまうことが原因となって身体のさまざまな部位に不調をもたらします。例えば、先程解説した考えられる症状のうち、そのすべてが自律神経失調症によって起こりえます。

自律神経失調症が引き起こす症状は本当にさまざまで、頭痛、耳鳴り、微熱、動悸、息切れ、吐き気、便秘、肩こり、生理不順など身体のあらゆる部位で起こりえます。自律神経がやられてしまうと精神症状が出るのも特徴で、何となくイライラする、やる気が出ない、不安感に襲われる、集中力が低下するなどの精神的な不調も合併して出てしまうのが厄介です。

胃腸周りの不調は「機能性胃腸症」が原因?

たとえば、「胃腸の調子が悪い」時、内科で内視鏡検査などの詳細な検査を行っても特別異常はないものの、なんとなく胃の痛みやもたれを感じてしまうといった場合に考えられるのが「機能性胃腸症(FD)」です。

かつては代替する既存の症状として「慢性胃炎・胃無力症・胃痙攣・神経性胃炎」などと診断されるケースが多かったのですが、今では胃の粘膜に異常がないこうした症状を機能性胃腸症と診断し、痛みなどの症状をヒアリングしてそれにあった治療を行うようになりました。

微熱や倦怠感、関節痛が伴う場合は「感冒症(風邪)」も考えられる

日常的に発生する可能性が大きい病気である「感冒症」いわゆる風邪も、こうした身体の違和感、特に微熱や、めまい、倦怠感など全身症状を引き起こします。明確に咳やくしゃみ、鼻水が出るなどの症状があれば風邪と認識される傾向にありますが、特に咳などがなくても風邪の可能性は十分にありえます。

身体の違和感を解消するにはこんな方法がおすすめ!

どうしようもない身体の違和感に悩まされているときは、以下のような対策を行うと改善が期待できます。

規則正しい生活習慣を心がけ、身体にストレスを与えない

身体の違和感、特に消化器系や自律神経系の症状を改善するためには、ゆっくり多めの睡眠を取り、規則正しい時間にバランスの取れた食事を摂るよう心掛けることで改善が期待できます。なぜならこうした身体の違和感にはストレスが原因となる病気が多いからです。

特に胃腸はストレスと直結して、ストレスに比例して症状が悪化する危険性がある繊細な部位であり、腸内環境を整え、腸内細菌を活性化させるためにはストレス改善が欠かせません。上記のように規則正しい食事を心がけ、不規則な生活や暴飲暴食を避けることだけでも、腸内環境には良い効果が期待できます。バランスのとれた食事が足りないと感じたら「ルテイン」などの葉菜に含まれる栄養素を含有するサプリメントなどで補うのも良いかもしれません。

入浴・食事・睡眠などのリラックスタイムに多くの時間をかける

入浴や食事、睡眠の時間は、身体のストレスを解消する時間でもあります。こうした時間が最低限になってしまうと、筋肉が常にこわばり血流が悪くもなりますし、内臓系や筋骨格系など全身に対する負荷が大きくなって、身体に対するストレスが慢性的なものとなってしまいます。

まずは余暇の時間が少しでも増やせるようにすぐにでも動くべきです。早食いは胃腸に負荷をかけますし、カラスの行水のような入浴は身体を温められません。身体を暖めるだけでもずいぶんと変わりますので、入浴や食事にはたっぷり時間をかけ、精神的にもリラックスできる時間をできる限り増やしましょう。

程よい運動で血流や代謝の改善、ストレス解消を

程よい運動を行うことも大切です。身体を定期的に動かすことで特に精神的ストレスがスッキリすることが期待できますし、程よい運動によって筋肉がほぐれ、血流や代謝の改善も期待できます。

身体の違和感に対して効果が期待できる薬とは?

それでは、こうした身体の違和感解消に効果が期待できる薬にはどういったものがあるのでしょうか。以下に見ていきましょう。

疲労改善・栄養補給・体力増進に!「若甦(じゃっこう)」

まずは、滋養薬品として人気の高い「若甦(じゃっこう)」をご紹介しましょう。若甦は、身体の中から元気をもたらし、ストレス社会と言われる現代社会を生き抜く人々には欠かせない滋養強壮剤です。

若甦の主成分は高麗人参で、薬用人参の中でも稀少性が高いと言われる「6年根」が用いられています。そうした薬膳効果の期待できる若甦の効能として言われているのは以下のようなものです。

  • 食事が不規則な方や食欲がない方への「栄養補給」
  • 疲労感がずっと残っている方への「疲労改善」
  • 病後の改善が遅い方への「体力回復」

バランスの良い食事を摂ることが難しい、疲労感が抜けない、元気が出ないなどの場合にも、滋養強壮剤「若甦」はこうしたさまざまな効能を発揮するということが期待されています。同時にストレス症状の改善にも効果が期待できるので、自律神経系にも良いとされています。

特に虚弱体質への効果に期待!「レバコール」

ビタミン含有保健薬「レバコール」も、こうした身体の不調に対して効果が期待できます。レバコールは特に「虚弱体質」に対して強い効果が期待され、胃腸などの弱い方の原因としても虚弱体質が挙げられるので、胃腸の調子を整えたいといった方に特におすすめです。

また、滋養強壮剤としても知られており、肉体疲労改善、病中病後の栄養補給、胃腸障害の改善、発熱、妊娠授乳期の際の栄養補給など、さまざまな効果が期待できます。

感冒剤3号A

薬局製剤の中でも感冒症状に効果が期待できるのが「感冒剤3号A」です。そっけない名前ですが、その効果はさまざまに期待できます。特に、咳やくしゃみ、鼻づまり、発熱、頭痛、関節や筋肉の痛みなど風邪の諸症状に対するものが代表的です。

12歳未満の小児は服用できず、また15歳未満の場合は大人の服用量の半分しか服用してはいけないことになっています。

まとめ

以上、「身体の違和感」についてその症状や原因となる病気、対策、おすすめの薬などを網羅的に紹介していきました。しかし身体の違和感は非常に多岐に渡るもので、紹介しきれなかった病気も多くあります。

少しでも違和感を覚えたら、すぐに医療機関に受診し、症状を診てもらうのが最善の策ですが、どうしても時間が取れない場合には、対策や紹介した薬を試してみましょう。

静岡県裾野市にある「金時堂 須賀薬局」では、処方箋による調剤薬局としても知られていますが、一般的な風邪薬などの第2種医薬品から、化粧品や美容製品なども販売しており、地域名の通りに「裾野の広い」薬局となっています。

この記事でご紹介した薬は全て販売されており、人気評判ともに高いラインナップとなっていますので、身体の違和感に悩んでいる方は、ぜひ一度ご来店ください。

規則正しい生活とは?正しい生活リズムと改善の仕方について

規則正しい生活とは?正しい生活リズムと改善の仕方について

心身の健康にさまざまな影響をおよぼす生活リズムの乱れ。最近寝付きが悪いとか、朝気持ちよく起きられないとか、寝ても疲れが取れない、というようなことはないでしょうか。ストレスや疲れがたまっていると感じたら、普段の生活リズムの乱れが原因であることも考えられます。朝起きてから夜寝るまでの生活のリズムを改善して、健康的な毎日を送ってみませんか。

決まった時間に起きる

あなたは最近疲れていませんか?毎日ちゃんと眠れていますか?

起床時間がバラバラだったり、寝る時間が毎日違ったりと、不規則な生活は睡眠の質を低下させてしまいます。睡眠の質が下がることは、集中できなかったり、疲れやすかったりと、いいことがありません。

快適な睡眠をとるためには、朝が大切です。まずは、決まった時間に起きる習慣を身につけましょう。無理矢理起きるよりは、朝日を浴びて自然に起きられるのがベストです。仕事で夜が遅い方は、無理して早起きしなくて大丈夫です。無理に早起きするよりも、「毎日同じリズムで生活する」ことが重要です。

朝型生活の効果

朝日を浴びて体内時計をリセット

朝起きたら、なるべく外や窓の近くで、太陽の光を浴びてください。朝日を浴びることで、体内時計がリセットされます。それを習慣化することで、生活リズムも安定します。朝のすがすがしい空気を深呼吸することで、心身のバランスが整います。

朝食をきちんととる

毎日朝食をきちんととることは、健康的な生活を送る第一歩です。忙しい朝でも、手軽に食べられる物を食べることで、1日の活動が始まります。朝は食欲がないという人は、味噌汁やヨーグルトなど、簡単に食べられるものを食べましょう。

朝から元気に活動できる

朝から快適な1日を始めるには、すっきり目覚められるかどうかがポイントです。毎日、決まった時間に起きるには、睡眠時間をしっかり確保してください。朝からてきぱきと行動できると、仕事や勉強もはかどります。

昼間の活動

運動習慣がある人には、不眠の方は少ないそうです。とくに、習慣的な運動は、快適な睡眠に効果があるようです。激しい運動は逆に睡眠を妨げることにもなりかねません。負担が少なくて長続きするような、たとえば早足の散歩や軽いランニングなど、適度に身体を動かすのが大切です。

忙しくて運動する時間がなかなかとれないようであれば、意識的に階段で上り下りしたり、公園や街を散歩したりする習慣を身につけましょう。

夕方から寝るまで

夜、寝付きをよくしたいのであれば、夕方から徐々に活動を控えめにしましょう。夜の時間をゆったり過ごすことで、質の良い睡眠を取ることができます。

夕食は早めに

食事をとって直ぐに寝ると、消化にエネルギーを使ってしまうため、睡眠の質が下がると言われています。食事を消化する時間を考えると、夕食は寝る3時間前までに食べるのが良いでしょう。

お風呂は寝る90分前までに入る

夕食を食べ終わったら、入浴の時間です。ただし、食事後に直ぐ入浴すると、消化の妨げになりますので、食後1時間くらいたってから入浴するようにしましょう。

また、寝る直前にお風呂に入ると、暑くて寝付けなくなることもあります。眠りに入りやすい状態は、お風呂に入った後、体温が下がったころが一番良いと言われています。布団に入る90分~2時間前を目安にお風呂に入ると良いでしょう。お風呂はぬるめの温度で入ることで、身体もリラックスします。

就寝

次の日のために、余裕を持って布団に入るようにしてください。次の日の朝、すっきり起きるためにも、早めに寝ることは大切です。

毎日同じ時間帯に起きる習慣が身についてきたら、次は就寝時間を守ることを心がけましょう。就寝時間が毎日異なると、脳も混乱してしまいます。規則正しい睡眠は、健康的な生活には欠かせません。

また、眠りにつくまでの間に、布団の中でスマホを操作する方も多いかと思います。ですが、これは快適な睡眠にとって悪影響を与えます。スマホの画面から発生するブルーライトは、睡眠のリズムを乱してしまいます。

ブルーライトが睡眠に悪影響を及ぼすということを頭に入れて、就寝前の1時間はスマホを操作しないようにするなど、ルールを決めると良いでしょう。

快適な睡眠環境を作ることも大切です。適度な温度のお風呂に入った後は、リラックスできる音楽を聴くのもいいですし、部屋の温度や暗さをほどよく調整するなど、いろいろと工夫してみましょう。

まとめ

規則正しい生活リズムは、無理なく続けることが大切です。毎日できることから少しずつ取り組んで、毎日が健康的に過ごせるよう、生活リズムを改善するようにしましょう。
なかでも、規則正しい睡眠は、規則正しい生活をおくるための基本です。毎日の生活リズムを崩さないように、また睡眠不足にならないように、早寝早起きを心がけましょう。

「金時堂 須賀薬局」は、昔ながらの相談薬局として、薬を通し、皆様に喜び・幸せ・癒し・笑顔を伝える薬局を目指しています。生活リズムの改善について、わからないことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。