頭痛はどう治せばいい?辛い頭痛の症状と原因、対策法、おすすめの薬について

頭痛はどう治せばいい?辛い頭痛の症状と原因、対策法、おすすめの薬について

頭痛はどう治せばいい?辛い頭痛の症状と原因、対策法、おすすめの薬について

慢性的な頭痛を持っている人は少なからずいらっしゃいます。頭痛は、非常に厄介なものです。頭痛の程度によっては、下手をすると一日中動けないほど酷くなることもあります。そうした厄介かつ非常に辛い症状を引き起こす頭痛を解消するのには一体どうすればいいのでしょうか。

今回は、辛い頭痛の症状の特徴や原因となる病気、頭痛対策からおすすめの薬までを網羅的に解説していきます。

そもそも「頭痛」とはどんな症状?

頭痛には大きく分けて2種類があることをご存知でしょうか。一時的な発作を伴う「偏頭痛(片頭痛)」と、筋肉の強張りや血流悪化が招く「緊張性頭痛」です。

一時的な強烈な発作を伴う「偏頭痛」の症状

偏頭痛は、突然、特に「頭の片方」がズキズキと脈打つように痛む発作が起きるのが特徴で、非常に辛い痛みに悩まされ、一時的であるとしても非常に大きなストレスを感じることとなります。時には吐き気を伴い、嘔吐してしまうこともあります。偏頭痛は一度発作が起こると日常のちょっとした動作を行うだけでも痛みがひどくなるほど強烈な痛みとなるので、発作が収まるまではおとなしく寝ているしかありません。

アメリカではこの偏頭痛を明確に病気として扱っているものの、日本では頭痛は表に出ない病気であり怠惰の言い訳のように扱われ、頭痛は甘えと取られる傾向にあり、偏頭痛持ちの方は非常に辛い日々を送っています。まだまだ社会的認知も進んでいません。

スマホやPCの使い過ぎが原因で起こる「緊張性頭痛」の症状

緊張性頭痛は、主に頭部を支えている肩や首といった場所の筋肉が、血流の悪化や圧迫によって凝りを発生させ、それが主な原因となって慢性的に起こる頭痛のことです。常に後頭部が強張っているような感覚でずっと頭が重く感じられ、ひどくなると頭全体が締め付けられているかのような激しい痛みが訪れます。

偏頭痛と違う点は、「痛みが慢性的であること」と、「痛みが頭全体に及ぶこと」です。この特徴を備えている場合は緊張性頭痛で、主な原因はスマホやPCなどの端末を使うときに長い時間前傾姿勢を取ることにあります。

頭痛が起きる原因とは?もしかしたらこんな病気かも

では頭痛は一体どのような原因で起こるのでしょうか。以下に種類別に見ていきましょう。

「偏頭痛」の原因はまだわかっていないことが多い

実は偏頭痛の原因はまだはっきりとしたところまではわかっていないのですが、主な原因としては「セロトニンの減少による血管の拡張」と考えられています。この事象はホルモンバランスの異常や自律神経失調症によって引き起こされると考えられています。

仕組みとしてはまず、環境や心身の急激な変化や、生活リズムの大きな変化、ホルモン異常など分泌系の異常動作によって体内に急激な変化が訪れると、脳が誘発因子を生み出し、脳の視床下部に誘発因子が作用することで身体のバランスやリズムを適正に保ってくれる物質である「セロトニン」が減少します。

脳内のセロトニンが減ってしまうことで、三叉神経が興奮し血管を拡張させます。そうした拡張作用が周辺組織に炎症を引き起こす液体を血管から染み出させることで、偏頭痛が起こるといわれています。

「緊張性頭痛」の原因は「ストレートネック」などの関節系の変形にある

反面、緊張性頭痛の場合の原因はある意味単純明快です。緊張性頭痛は頭を支える首や肩や脊椎といった筋骨格系の変形や負担によって引き起こされるからです。

よく「スマホ首」などと言われるように、スマホの使い過ぎや、PCの操作による前傾姿勢が長く続くことで、首の骨が変形してしまう病気があります。これを「ストレートネック」と呼びますが、その理由は従来ならばS字カーブを描くように曲がっている頚椎が、変形によって真っ直ぐになってしまうことをいいます。

こうした病気によって肩や首の骨の圧迫や筋肉の凝りを招いてしまい、それが原因となって緊張性頭痛が起こります。

それぞれの頭痛対策に効果的なのはこれだ!

ここまで大きく分けて2種類の頭痛についてその定義や特徴を述べてきましたが、ここからはその頭痛に対する対処法や対策を説明していきましょう。

偏頭痛の場合は投薬治療がベスト

偏頭痛の対処法としては投薬治療が基本です。基本的に三叉神経の興奮がもたらす血管拡張が原因の頭痛であるため、血管の拡張を促してしまう運動やマッサージなどはむしろ逆効果です。

緊張性頭痛とは違って投薬での治療が推奨されますし、脳外科において偏頭痛と明確に診断された場合は、実際に薬が処方されるはずです。自己流の治療は効果がないどころか症状を悪化させてしまうことにも繋がりますので、必ず医療機関の指示に従いましょう。

緊張性頭痛の場合はマッサージなどで血流を改善させる

緊張性頭痛の場合は、逆に運動やマッサージが効果を発揮します。何故なら頭を支える筋肉のこわばりや凝りによって頭痛が発生するからです。この頭痛は逆に血行不良が原因となるので、しっかり筋肉に対してマッサージを行うことで改善が期待できます。

場合によってはストレートネックのように筋肉ではなく骨の変形が神経系の圧迫を引き起こしている場合もありますので、骨に作用する整体やカイロプラクティックなどに解決策を求めてもいいかもしれません。

頭痛への効果が期待できる薬3選

それでは、こうした頭痛の解消に効果が期待できる薬にはどういったものがあるのでしょうか。以下に見ていきましょう。

緊張性頭痛にはこれ!「若甦(じゃっこう)」

まずは、滋養強壮剤として人気の「若甦(じゃっこう)」をご紹介しましょう。若甦は、漢方における未病の考え方に基づき、身体全体を元気にさせ、滋養強壮効果が高い薬剤です。若甦の主成分は高麗人参となっており、薬用人参の中でも稀少性が高いと言われる「6年根」を用いることで様々な効能を呼ぶことで知られています。

主に疲労回復や代謝改善などに効果がある若甦は、自律神経の改善には役に立つものの、滋養強壮作用もあることから血管の拡張が原因となって起こると言われる偏頭痛の場合には逆効果となる可能性も否めません。そのため、緊張性頭痛の際に用いるべきです。

偏頭痛の発作を抑える「トリプタン」

トリプタン系の薬剤は、偏頭痛の発作を抑える効果が期待されます。ただし服用のタイミングが重要で、前兆段階で服用しても効果がありませんし、また痛みが出始めてしばらく経ってもまた効果が薄くなります。必ず、「痛みが始まった直後」に服用するようにしましょう。

トリプタン系の薬剤で処方される薬剤の中ではアマージ錠がおすすめです。偏頭痛が起こる原因となる過度に拡張した血管を適正なレベルまで収縮させる効果が期待される錠剤で、発作の治療においてよく用いられる錠剤の一つです。

偏頭痛・緊張性頭痛の予防には漢方薬「呉茱萸湯(ゴシュユトウ)」

呉茱萸湯(ゴシュユトウ)は、特に偏頭痛の予防に効果のある漢方薬で、体を温めることで頭痛を治す未病効果が期待できる漢方ということもあって、特に冷え性の方の患う偏頭痛への効果が期待できます。また緊張性頭痛に対しても用いられた例もあり、さまざまな頭痛に対する効果が期待できるおすすめの漢方薬です。

まとめ

以上、頭痛の症状の特徴とその原因、対策とおすすめの薬剤について一通り説明してきました。薬剤は偏頭痛の際は漢方か医師の処方による保健医薬品が、緊張性頭痛の場合は漢方薬が、それぞれおすすめです。

静岡県裾野市において3代にわたり長年営業している「金時堂 須賀薬局」は、医師の処方箋による調剤から、さまざまな市販薬・漢方薬の販売、美容・化粧品の販売まで手広く行なっています。裾野エリアを中心にした地域における最良の薬局を目指し、日々様々な薬品を取り扱っています。

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