健康寿命が重要!人生100年時代を健康で迎えるための秘訣

健康寿命が重要!人生100年時代を健康で迎えるための秘訣

健康寿命が重要!人生100年時代を健康で迎えるための秘訣

人生100年時代という新たな人生の考え方が登場したことによって、いかにして健康に生き抜くのかということが重要となっています。その鍵を握るキーワードが「健康寿命」です。

どのようなものなのかご存じない方も多くいらっしゃるかと思いますので、今回は人生100年時代を踏まえた上での健康寿命についてご紹介いたします。

人生100年時代とは

人生100年時代というのは、リンダ・グラッドンとアンドリュー・スコットの2名の教授が「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略」という書籍の中で提唱した言葉のことです。日本においては、書籍の発売直後のタイミングで政治家である小泉進次郎が使用したことにより、一般層にも広く浸透したとされています。具体的に何を指している言葉なのかというと、この先の近い将来で人間は100年生きるようになるため、それを見据えた新たな人生設計をする必要があるということになります。

その昔は貧困や飢餓など様々な要因によって平均寿命は50歳前後でしたが、現在に至るまでの間にテクノロジーをはじめ様々な分野がそれぞれ発展を遂げてきたことで飽食の時代となり、寿命の年齢は伸びてきました。100歳を超えることによって、これまで想定されてきた年齢と同じ生き方では様々な面においてうまく行かないことが想定されるため、人生設計そのものを見直さなければならないというわけなのでした。

健康寿命の大切さ

人生設計の見直しで最も重要であるポイントが「健康寿命」です。健康寿命というのは、起床してからの食事や入浴などの動作を自身の力だけで行うことが出来る期間のことです。寿命が100年になった場合に、この健康寿命もできるだけ長くすることによって、自身の力だけで生活をすることができるようになるというわけです。

日本では20歳で成人となり、それからの人生は一人の大人として生きていくことになるわけですが、寿命が100年となるとこれまでと比べて約20年近く伸びることになりますので、その伸びた分の期間をいかにして健康で過ごすのかということが大きな課題となるでしょう。

これまでの寿命で考えた人生設計の場合ですと、60歳前後から介護なり家族などの力を借りなければ生活を維持することが難しくなっていきます。しかし、健康寿命を伸ばすことによって、そのタイミングを先延ばしにすることができるのです。誰かのサポートを受けることなく生活したいというのは誰しもが共通している想いでしょう。そのために考えなければならないのは「いかにして健康寿命を伸ばすのか」ということになるわけです。

健康寿命を伸ばすためにできること

健康寿命は体で決まります。そのため生活習慣病とその予防方法をまずはしっかりと理解することが近道となるのです。そもそも生活習慣病というのは、食や運動習慣をはじめ、睡眠や休息、飲酒や喫煙などの生活習慣が発症や進行に関与する疾患の総称です。具体的には糖尿病や心臓病、高血圧や痛風、十二指腸潰瘍などの疾患が挙げられます。広く捉えると歯周病や肥満に関しても生活習慣病というくくりに入れることができますので、男女問わず誰しもがかかりうる疾患といえます。

そんな生活習慣病を予防する方法ですが、生活習慣を見直すということ以外にありません。仮に現在の生活習慣に問題があり、将来的に生活習慣病を引き起こす恐れがあるということであれば、いきなりすぐ習慣を変えることは難しいかと思いますので、できることから少しずつ変えていくという取り組み方となるでしょう。

食生活に関して言えば、塩分や脂肪の摂取量や食べる量がポイントとなります。そのため、栄養バランスを考えた食事を1日3食しっかりと取るように心がけることが重要です。年齢や身長などを踏まえた適正体重を算出することが可能ですので、その体重を基準とすることで食べすぎないバランスを見極めやすくなるのではないでしょうか。

また、運動を日常生活の中に取り入れることによって、内臓脂肪の減少に期待できます。さらに心肺機能の向上も見込めますので、糖尿病や高血圧のリスクを下げる効果があるのです。職業などによってはなかなか運動をする機会がないという方も少なくありませんので、仕事終わりのジョギングやウォーキング、テレビなどを見ながら簡単に実践できる「ながら運動」など、ストレスなく続けることができる運動から試してみるのも一つの手段ではないでしょうか。

そのほかにも、現代では睡眠不足が慢性的になりつつある傾向が見受けられますが、睡眠の質が良くないことで心筋梗塞などにかかりやすくなってしまう恐れがあるのです。なかなか寝付けないようであれば、睡眠前の軽いストレッチなどによって血液やリンパの流れを促進することで、睡眠時の疲労回復効果を増強させるなどの工夫が大切です。

漢方でバランスを整える事ができる

体のバランスを整えるということに関しては、漢方がとても効果的です。症状に対して作用するというのが漢方の大きな特徴ですので、生活習慣の見直しと並行して、漢方薬の作用によって生活習慣病の原因となりうる肥満などの要素に対しての改善を促していくということが可能となります。

特に生活習慣病であるとはっきりと診断されていないものの、それに近い症状が出始めているという場合には漢方によるアプローチがとても効果的なのです。出ている症状さえはっきりとしていれば、それに作用する漢方薬を取り入れることができますので、早期対策としても非常に役に立ちます。

まとめ

実際のところ人生100年時代が訪れるのかはまだ決まっているわけではありませんが、実際にそのような状況になったときのことを踏まえて今のうちから生活習慣を見直すことをおすすめします。

「金時堂 須賀薬局」では相談薬局として皆様の症状に寄り添い、それに合ったお薬を提供しておりますので、漢方による体のバランスの見直しをご希望でしたら、まずはご相談ください。