胃腸の調子が悪い原因とその対策とは?具体的に解説

胃腸の調子が悪い原因とその対策とは?具体的に解説

胃腸の調子が悪い原因とその対策とは?具体的に解説

誰しもこれまでに一度は胃腸の調子が悪いと感じたことがあるのではないでしょうか。不調の原因によりその症状も様々です。

ここでは胃腸の調子が悪いと感じた時の具体的症状、考えられる病気、対策法について解説していきます。

胃腸に現れる症状例

胃腸の調子が悪い場合、その症状の現れ方も様々です。実際に不調を感じる時にはどのような症状を感じやすいのかみていきましょう。

  • 食欲不振
  • 膨満感
  • 胸やけ
  • 胃もたれ
  • 便通が異常 (下痢や便秘)
  • 吐き気
  • 胃痛

胃腸は消化器官であるため、食欲や便通にも影響をします。

症状から考えられる原因と病気

胃腸の不調は何が原因で引き起こされ、またどのような病気が潜んでいるのでしょうか。症状例から原因や考えられる病気を解説していきます。

急性胃腸炎

  • 胃痛
  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 下痢
    上記の症状が一過性で現れた場合は、急性胃腸炎と判断することができるでしょう。急性胃腸炎の場合はこれに伴い、発熱や下血が起こる場合もあります。

急性胃腸炎の原因は、食中毒や寄生虫などによる感染症と、アレルギーやストレスなど非感染症のものとに分かれます。

慢性胃炎

  • 膨満感
  • 食欲不振
  • 胃もたれ
  • 胸やけ

他にもゲップが出るといった症状が1ヶ月ほど続くことがあります。このような症状の場合は慢性胃炎が考えられるでしょう。慢性胃炎では症状の出方は人それぞれですが、上記記載の症状は多くみられます。

原因の8割ほどがピロリ菌とされています。ピロリ菌とは感染すると胃の粘膜に住みつき、潰瘍などを引き起こす原因にもなります。

慢性腸炎

  • 食欲不振
  • 膨満感
  • 便通の異常

これらとともに、下腹部の痛みや倦怠感などの症状がある場合は慢性腸炎の可能性が高いと言えます。慢性腸炎は主にウイルスや細菌の感染、ストレス、生活習慣の乱れなどが原因とされます。発熱や貧血、体重の減少が見られることもあるでしょう。

逆流性食道炎

  • 胸やけ
  • 胃痛

特に胸やけの症状がひどく、空腹時や夜間に強く起きやすいため、眠りが浅くなることがあります。また、心臓付近の胸元に痛みを感じることもあるようです。
暴飲暴食、脂肪分の多い食事、不規則な食事時間などが原因で引き起こされることが多いでしょう。また、妊娠中、肥満、便秘の方は常に内臓に圧がかかっている状態になるため、胃酸が逆流し、症状が起きやすいです。

胃・十二指腸潰瘍

  • 胃痛
  • 胸やけ
  • 胃もたれ
  • 吐き気
  • 食欲不振

自覚症状として、食事中や食後にみぞおちあたりに痛みを感じることが多いです。また症状が進行すると下血や吐血を伴うことがあります。原因としてはストレスや過労、喫煙、飲酒、刺激の多い食べ物の過剰摂取などがあげられます。
再発も多い病気ですので、生活習慣の改善をしっかりとしていくことが大切になります。

胃腸の病気と対策方法

急性胃腸炎

急性胃腸炎の場合は、まず感染による症状を対策することが必要です。特に11から3月の冬場にかけてはウイルス性の胃腸炎が流行しやすい時期となります。
ウイルス感染の対策としては、手洗い・うがい・消毒の徹底が最も簡単で効果のある方法です。

慢性胃炎・慢性腸炎

まずは胃腸への負担を避けるため、消化吸収の良い食事と、規則的な生活習慣へと整える必要があります。睡眠時間をしっかりと確保することを大切です。症状が改善されない場合や海洋の兆候が見られる場合はピロリ菌の検査をする必要もあるでしょう。

逆流性食道炎

逆流性食道炎の場合はその名の通り、胃酸が食道へと逆流してしまう病気です。そのため胃酸の過剰な分泌と、逆流を防ぐために腹圧がかかるのを避けるようにする必要があります。

  • 便秘、肥満の改善
  • 長時間の腹部締め付け(服装など)
  • 重いものを持ち上げる
  • 食後1〜2時間は横にならない
  • 就寝時は枕等で上半身を少し高めにする、または右向きで消化を促す体勢をとる

以上の点は腹圧、胃酸の逆流を防ぐために効果的です。可能な範囲で意識して取り組むようにしましょう。

胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍には日常生活での胃腸への負担が大きく関わります。疲れがあり、胃が弱っている時に脂質の多いものや、アルコール類、香辛料の多い食べ物、コーヒーや紅茶などカフェインが多く刺激物になるものを摂取することは、刺激となります。

まずは胃の不調を感じたら、消化吸収の良い食事を意識して、睡眠をしっかりとり内臓を休ませることを意識しましょう。

また全ての症状においてストレスは引き金となります。胃腸はストレスの影響を受けやすいため、日常的にストレスを発散させるよう意識しましょう。

胃腸の不調に聞く薬・漢方の紹介

レバコール

ミネラル、強肝成分、ビタミン、アミノ酸、生薬が配合されており、胃腸障害だけでなく、貧血気味や疲れやすさを感じている方にもオススメの薬品です。慢性的な胃の調子に悩まされる方や、もともと胃腸が弱いという方に効果的なものです。

若甦

体内の新陳代謝を上げ、肉体疲労や体力の増進に役立つ医薬品です。栄養障害や、胃腸の調子に慢性的に悩まされている方、体力がなくすぐに疲れやすい方に効果的なものです。

六君子湯(りっくんしとう)

六君子湯は漢方です。食欲不振、貧血気味、消化不良、胃痛を緩和するのに効果的なものです。

まとめ

胃腸の不調は痛い、食べられない、眠れないなどの日常生活にも支障をきたします。まずは不調を感じた段階ですぐに原因を改善するとともに、対策をするようにしましょう。「金時堂 須賀薬局」ではお客様のお悩みに応じた調剤はもちろん、相談できる薬局として喜び・幸せ・癒し・笑顔を伝える薬局を目指しております。ぜひお困りのことがございましたらお気軽にご相談くださいませ。