冷え性を予防・改善するには?健康な身体作りを目指すための対策

冷え性を予防・改善するには?健康な身体作りを目指すための対策

冷え性を予防・改善するには?健康な身体作りを目指すための対策

全身が不必要に冷えてしまい、辛い冷え性を抱えている方も多いのではないでしょうか。冷え性は血行不良状態となっていることが原因で起こります。それでは血行不良状態はなぜ起きてしまい、なぜ冷え性が治らないのでしょうか。

今回は、冷え性の定義をあらためて振り返りつつ、冷え性の原因となっている病気や、症状への対策、おすすめの薬を解説していきます。

そもそも「冷え性」とはどんな症状?

冷え性は、特に女性に多いといわれている病気で、寒さを感じないような気温・室温であっても全身や手足の末端が冷えてしまう症状をさします。冷え性からくる諸症状の例としては、腰痛や頭痛、肌荒れ、皮膚疾患、膀胱炎、下痢・便秘などが挙げられます。

冷え性の症状には冷え方によって複数のパターンがあります。例えば「手足のみが冷える」場合の冷え性や、「手足と下半身が冷える代わりに、頭が熱くなる冷えのぼせが起こる」冷え性、「お腹が冷える」冷え性、「全身が冷える」冷え性などがあります。

冷え性の原因とは?冷え性が起きるときはこんな病気が考えられる

冷え性の原因とは一体どういったものが考えられるのでしょうか。以下に詳しく見ていきましょう。

女性の冷え性は「自律神経の乱れ」や「ホルモンバランスの異常」「更年期障害」等が原因

女性の冷え性の主な原因となる病気としては、自律神経の乱れが引き起こす「自律神経失調症」やホルモンバランスの異常が原因となって起こる「更年期障害」が代表的です。

「手足と下半身が冷え、頭がのぼせる冷えのぼせが起こる」場合の冷え性は、非常に重度な段階の症状となり、更年期障害・自律神経の乱れなどが要因となって起こるといわれます。

また病気以外にもさまざまな要因が考えられます。女性に冷え性が多いのは、女性特有の月経が大きく関係していて、月経によって血が少なくなることで全身、特に末端部分や腹部の血流が滞りがちになってしまうことが大きな理由と言われています。

「全身が冷える」場合の冷え性は極端な少食や絶食ダイエットを行っている人が多く発症することから、慢性的な栄養不足が原因といわれます。

更には冷え性が招く合併症というものあります。「お腹が冷える」場合の冷え性は、内臓が冷えて消化機能低下を招いたり、月経不順・生理痛を招いたりします。

男性の冷え性は「自律神経の乱れ」「動脈硬化」などが原因

比較的少ないながらも、男性も冷え性を発症する人はいます。その原因は、自律神経の乱れや心臓、筋肉の働きにあるとされています。特に男性の場合はストレスによる自律神経の乱れ、運動不足による代謝や筋肉量の減少、生活習慣病がもたらす動脈硬化などが原因となることが多くあります。

冷え性の対策にはこんな方法がおすすめ!

冷え性対策に効果が期待できる方法については、以下のようなさまざまな方法が考えられます。

入浴

冷え性にとって重要な対処法としては、とにかく「血行を良くすること」と「身体を温めること」です。入浴はこの2つを同時に対処できる方法で、効果が期待できます。さらに入浴時に四肢のマッサージやストレッチを兼ねることで、更に血行が促進されることが期待できるでしょう。なお、長湯はのぼせてしまうのでやめましょう。

運動(ヨガ、ウォーキング、ストレッチなど)

身体を温め、体内で熱を多く作るために必要なのは「筋肉」です。これは男女両方にとって有効な方法ですが、日常生活において運動や筋トレを積極的に行うことで筋肉量を増やしましょう。ウォーキングやストレッチなど持続的にゆっくり行う有酸素運動で汗をかきましょう。

女性の場合ではヨガも非常に効果が期待できる運動といえるでしょう。ヨガには運動の意味以上に、自律神経を整え、更年期障害など女性特有のホルモンバランスの異常を適正なバランスに整える効果も期待される方法なので、冷え性に対する対処法としては最適と言えるかもしれません。

漢方の考え方を取り入れる

漢方において、人の体は「気」「血」「水」の3つによって構成されていると言われており、この3つのバランスをうまく保ち循環させることが漢方における健康状態であるとされています。

このうち特に身近に実践可能なものとしては「血(けつ)」の不足を補うこと。漢方においては羊肉を食べることでこの「血」を補えるとされています。また、漢方薬を飲むことも比較的身近な方法です。「気」の流れを改善し、「血」の不足を充足させ、「水」の偏りを是正するとされる漢方薬を服用しましょう。

冷え性に効果が期待できる薬3選

それでは、冷え性解消に効果が期待できる薬にはどういったものがあるのでしょうか。以下に詳しくご紹介しましょう。

疲労改善・栄養補給・体力増進に!「若甦(じゃっこう)」

まずは、冷え性にも効果が期待できる滋養薬として人気の高い「若甦(じゃっこう)」から紹介しましょう。若甦は高麗人参を主成分とする漢方薬ですが、薬用人参の中でも稀少性が高いと言われる「6年根」が用いられており、冷え性にも効果が期待できます。

疲労回復や体力回復、血行促進や代謝増進、食が細い場合や栄養が足りてない場合の栄養補給など、冷え性にとっていいことずくめの効果が期待できる注目の漢方です。同時にストレス症状の改善にも働くことが期待されているので、自律神経系の乱れに対しても改善効果が期待できます。

特に虚弱体質への効果に期待!「レバコール」

第2類医薬品でありビタミン含有保健薬の「レバコール」も、冷え性に対して効果が期待できます。レバコールは特に「虚弱体質」に対して強い効果が期待されるので、食が細く抵抗力の弱った女性など、身体機能が落ちている人に対して、潜在的に本来持っているはずの自然治癒力などを改善することが期待されます。

また、滋養強壮剤としても用いられることが多く、疲労改善、栄養補給、発熱発汗、妊娠授乳期の際の特別な身体状態の際に効果的とされる栄養補給など、さまざまな効果が期待できます。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

特に手足の先が冷えるタイプの冷え性に効果的な漢方が、この「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」と言われる漢方で、手足の冷え、特に下半身の冷えが顕著であり、下腹部や下肢が冷えたり痛んだりする場合に効果が期待されます。

効能としては頭痛や下腹部痛、月経痛の抑制、しもやけや冷え性に対しての改善効果などが期待され、下半身の冷え性全般に対して効能が見られると言われていることが最大のおすすめポイントです。

まとめ

以上、冷え性の症状やその原因、改善方法や、漢方も含めたおすすめの薬を一通りご紹介してきました。男性と女性に共通する冷え性の原因は自律神経の乱れと、筋肉量の減少が挙げられ、そうした不調を改善していくための方法を生活に取り入れながら、時には投薬しつつ徐々に改善を図っていくことが肝要です。

静岡県裾野市の調剤薬局「金時堂 須賀薬局」では、医師の処方箋による薬品の調剤を含め、さまざまな薬品の販売から、美容・化粧品の販売など手広い販売事業を展開しています。その中でも漢方薬も取り入れた充実の薬品取扱に定評があり、地域最良の薬局を目指し長年営業しています。

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